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  • 中野 裕弓

ヒトの思いはヒトのもの

“他人(ヒト)の思いは他人(ヒト)のもの”

この言い回し、何度かつぶやいてみてください。
とても語呂が良く、いつの間にか自分で自分の気持ちを楽にするまじない言葉になりました。

これは他人の思惑に引っ張られそうな自分を元に戻すまじない言葉です。

“ヒトの思いはヒトのもの”

自分は他人にどう思われているか気になって仕方のない人、気持ちが休まりませんね。

人目を必要以上に気にしていたら自分の思う通りの生き方ができなくて不自由ですよね。

また、

相手の言い分を受け入れられず、相手を非難したり、反発してしまう人や他人の主張に納得できずに関係性がこじれてしまう人もいます。

そんな時にもこの考え方を取り入れると対人関係がとても楽になります。

“ヒトの思いはヒトのもの”

同じ事柄に対しても人によって湧き上がる想いは人それぞれ。

もともと人間って周りに起きる出来事自分の好きなように捉え、好きなように理解するのが得意なんです。
主観で世の中を観るのですね。

例えば、同じ会議に出席し、同じことを目にしていたとしても、それをどう捉えるかその人次第。
まるで全く違う会議に出席したかのように意見が食い違うことに驚いた体験はありませんか?

また、

「今日も寒いですね〜」と言ったとします。
ただそう思ったから言っただけでそこには何の裏の意味も邪気もありませんでした。

ところがそれを聞いて
「なんて心ないコメント。寒さで生活困窮してる人たちもたくさんいるというのに無神経ね」とか

「お正月にハワイに行ったから余計に寒く感じるのかしら、あーうらやましい」とか「アウトドア好きな私に嫌味だわ」などなど。

このような何気ないコメントであっても、それをどう感じて、どうリアクション取るかはその人次第なんです。

ですから、

自分が言った時に邪気や嫌味がなかったならば、それを相手がどう捉えるかは相手の問題。
あなたの責任範囲ではありません。
そこをきちんと線引きしておきましょう。

“ヒトの思いはヒトのもの”

相手の反応に対してこちらが振り回されないことが大事。

相手に誤解された、あの人は全てを悪くとる、なんて心がねじ曲がった理解をするのかしら、などなど相手の思いにこちらの感情をかき乱されるのはナンセンスだと思います。

とはいえ、

他人によく思われたいと思う気持ちはあります。
SNSの普及に伴い「エゴサーチ」なんて言葉も出てきました。

(引用)
「エゴサーチ」とは、個人であれば自分自身のことを、企業であれば自社のことをインターネットで検索をして調べる行為を指す言葉です。
インターネットで自分の名前を打ち込んで、どういう風に人が評価しているのか、人にどう思われているかを調べるのだそうです。(引用終わり)

他人が気になって仕方のない時、「ヒトの思いはヒトのもの」とこの言葉を呪文のようにつぶやくと心が楽になりますよ。

また思い方はその人それぞれだからこそ、自分で意識してひねくれた理解の仕方を持たないようにすることも大事ですね。

日ごろから不満があって、文句ばかり言っていたら周りの光景はどれも否定的に見えてしまいます。

反対にFeel Goodでハッピーな想いで暮らしていれば、目の前に広がる景色は常にポジティブに見えてきます。

何があっても目の前の事象を暖かく眺める余裕を持っていたいものです。

“他人(ヒト)の思いは他人ヒトのもの”

このおまじない言葉、ぜひ有効活用してみてくださいね。

2024.1.26
Romi

SNSSHARE

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COLUMNIST
中野 裕弓
人事コンサルタント
ソーシャルファシリテーター
中野 裕弓
HIROMI NAKANO
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19歳で語学研修のためロンドンに渡り、その後9年に及ぶ英国生活を経て、
東京の外資系銀行、金融機関にて人事、研修などに携わる。

1993年、ワシントンD.Cにある世界銀行本部から、日本人初の人事マネージャー、人事カウンセラーとしてヘッドハントされ世界中から集まったスタッフのキャリアや対人関係のアドバイスに当たる。

現在は一人ひとりの幸福度を上げるソーシャルリース(社会をつなぐ環)という構想のもと、企業人事コンサルティング、カウンセリング、講演、執筆に従事。 また2001年に世界銀行の元同僚から受けとったメッセージを訳して発信したものが、後に「世界がもしも100人の村だったら」の元となったため、原本の訳者としても知られる。

「自分を愛する習慣」をはじめ、幸せに生きるためのアドバイスブックや自分磨きの極意集、コミュニケーションスキルアップの本など著書多数。

2014年の夏、多忙なスケジュールの中、脳卒中で倒れ5ヶ月の入院生活を経験する。
現在はリハビリ療養の中で新しいライフスタイルを模索中。脳卒中で倒れたことが人生をますます豊かで幸せなものにしてくれたと語る。

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