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  • 中野 裕弓

今日という日は、私の残りの人生の第一日目、始まりの日

「今日という日は、私の残りの人生の第一日目、始まりの日」

毎朝こういって起きられたらなんと幸せでしょう。
残りの人生を考えると、今日が1番若いですものね。
目覚めたことへの感謝の想いも自然に湧き上がってきます。

何が起ころうとも、毎朝、東の空から朝日が昇ってくるというのは有難い”お約束ごと”。

昨日までの人生がどうであったとしても、それはそれ、もう終わってしまったこと。
誰も時間を戻すことはできません。

過去の出来事に思い悩んだり、後悔したり、それに引きずられて生きるエネルギーを削がれるのはなんて残念なことでしょう。

また漠然とした未来への不安で大切なエネルギーを浪費してしまったらもったいないことです。

毎日、その都度、人生をリセットすることは可能なのです。
今日からの人生は新しい想いであなたが思う通りに生きてOKなんです。

私たちはこの地球に一時期、期間限定で命を借りて生まれてきました。
今日も目を覚ましたことに感謝の想いで「人生の書」の新しい1ページが始まります。

とはいえ、

そんなふうに呑気に思えない理由言い訳が勝手に頭の中に押し寄せてくるかもしれません。

実は、

私たちは“自分が思う世界にしか住めない”ってご存知でしたか。

だから、否定的で暗いことを考えていたら、目の前には暗い世界が出現します。

希望を持って毎日をスタートできていたらあなたの目の前にはFeel Goodな世界が広がるのです。

えーそんなにシンプルなこと!
それを知った時、愕然としました。

すべては私が人生を、そして世の中をどう見ているか、にかかっているのですね。

1日の終わりに、あー今日もいろいろあった。
いろんな経験ができた。
それがみんな私の力になるんだわ。
ちょっと辛いこともあったけれど、明日はまた新しい1日。
さ、切り替えて寝てしまいましょう。
大丈夫。

こんな思いで眠りについたら…

あなたが寝ている間に、「大丈夫!」という思いが、体の細胞の隅々まで大丈夫の伝言ゲームをするのです。

すると翌朝目覚めた時、「あー、今日という日は私の残りの人生の大切な始まりの日」とFeel Good気分で1日をスタートすることができるようになるのです。

私はついでに「ありがとう、今日も生きています」とつぶやくようにしています。

また、

昨日までの自分を切り替えるのが難しく、後悔や自責の念でいっぱいになった時、未来に希望が持てなくなった時はこんな言葉が浮かんできます。

「…それでも人生は続いていく…」

なんだか壮大な映画の最後のセリフのよう。
全てを悟った主人公が遠くを見つめて、こう一言、そんなイメージも湧いてきます。
人類の歴史まで話を広げていくと、天災、人災、天変地異、本当にいろいろありましたが、それでも私たち人類は生き延びてきたのです。

歴史上の出来事も、一人ひとりに起こる物事も、すべては壮大な虹色のタピストリー(絨毯)の模様に刻み込まれていきます。

目の前のことで行き詰まった時も、目線を上げて、勇気を出して「Life goes on」

それでも人生は続いていく。

2024.1.15
Romi

SNSSHARE

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COLUMNIST
中野 裕弓
人事コンサルタント
ソーシャルファシリテーター
中野 裕弓
HIROMI NAKANO
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19歳で語学研修のためロンドンに渡り、その後9年に及ぶ英国生活を経て、
東京の外資系銀行、金融機関にて人事、研修などに携わる。

1993年、ワシントンD.Cにある世界銀行本部から、日本人初の人事マネージャー、人事カウンセラーとしてヘッドハントされ世界中から集まったスタッフのキャリアや対人関係のアドバイスに当たる。

現在は一人ひとりの幸福度を上げるソーシャルリース(社会をつなぐ環)という構想のもと、企業人事コンサルティング、カウンセリング、講演、執筆に従事。 また2001年に世界銀行の元同僚から受けとったメッセージを訳して発信したものが、後に「世界がもしも100人の村だったら」の元となったため、原本の訳者としても知られる。

「自分を愛する習慣」をはじめ、幸せに生きるためのアドバイスブックや自分磨きの極意集、コミュニケーションスキルアップの本など著書多数。

2014年の夏、多忙なスケジュールの中、脳卒中で倒れ5ヶ月の入院生活を経験する。
現在はリハビリ療養の中で新しいライフスタイルを模索中。脳卒中で倒れたことが人生をますます豊かで幸せなものにしてくれたと語る。

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