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  • 魚住 りえ

満開の桜と人生の桜

みなさま、こんにちは!
ドクターリセラをこよなく愛するフリーアナウンサーの魚住りえです。

今年の桜は開花が早く、お花見も前倒しになりましたね。
それにしてもこのお花見、、、、毎年満開のタイミングが難しいです。

3月下旬~4月あたまで、家族が休みの土日のどのあたりが満開に近いか、また直前に花散らしの雨が降らないかなど、天気予報をチェック。
満開がいつなのか、やきもきして過ごします
しかも、わんこと一緒に桜を楽しみたいので、雨が降ってしまうとお留守番させておくのは忍びない気持ちになりますし・・・
桜自体は毎年咲くのですが、満開の桜を見ながらのベストな花見の年は多くはないですし、今年はやっとお花見が解禁!!されましたし・・・
桜の当たり年は思いっきり楽しみたいですね。

さて、この綺麗な桜の季節に15年来の友人が結婚することになりました!

40代後半にさしかかろうという男性の友人で、長らく独身でしたが、良いご縁がつながり遂にゴールインすることになりました。
この友人、仕事が忙しかったこともありますが、中々お相手が見つからず・・・
女の子はコミュニケーションが難しいなあ。」と、よくぼやいていました。
しかし、彼女と出会ってからのここ2年ほど、彼は見違えるようにコミュニケーションスキルがアップしたのです!きっと彼女のおかげでしょう。

私がその友人と出会った頃は、男性によくありがち!?な女の子の話を聞かない「会話の一方通行」が多かったのですが、今やしっかり双方向の会話が成り立ちます。
成り立つどころか、おしゃべりしていて楽しいほど。
本人いわく、いろいろ本を読んだり、動画で勉強したりして、自分のコミュ力の足りないところを学んだとのことでした。

例えば、
私「最近、テニスで腰が痛いときがあって・・・」
友人「腰痛なんだね。腰が痛いと、なにかと辛いよね」
私「ひざまで痛いときがあるんだよう」
友人「ひざも痛いんだ。僕も時々痛むことがあるよ。辛いよね。友達におすすめのクリニック聞いてみようかな」
このような感じです。
なんと、共感力にあふれた会話

この会話のポイントは、相手の言葉をそのまま繰り返す、あるいは言い換えをするなどして、話の内容を伝え返すことにより、相手の気持ちに寄り添い共感していることです。
(ありがちな間違いは「テニスのフォームが間違っているからじゃない?」「整形外科に行ったほうがよいね。ちなみに自分が行ってるのは・・・」など、ついアドバイスをしてしまうこと

本人が意識してやっているのか分からないのですが、真面目で勉強家な友人が、彼女との会話のなかでトライアンドエラーを繰り返しながら、成功体験を積み重ねたのでしょう。
この共感力のあふれたコミュニケーションのアシストもあり、見事!彼女のハートを射止めたのだと思います。

満開の桜も心躍りますが、今年は、友人の人生の桜が咲いて本当に嬉しいです。
少し遅咲きだったかも知れませんが、その分、思いっきり満開の花を咲かせてほしいと思います!!

SNSSHARE

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COLUMNIST
魚住 りえ
タレント
フリーアナウンサー
魚住 りえ
RIE UOZUMI
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大阪府生まれ。広島県育ち。
母がピアニストという家庭で3歳からピアノの専門的なレッスンを受け、音感を養う。高校時代、放送部に在籍し、数多くのアナウンサーを輩出しているNHK杯全国高校放送コンテストに出場。朗読部門で約5,000人の中から全国3位に選ばれる。慶応義塾大学時代は放送研究会に所属。

1995年、慶応義塾大学文学部仏文科卒業後、日本テレビにアナウンサーとして入社。報道、バラエティ、情報番組などジャンルを問わず幅広く担当、出演番組に「所さんの目がテン!」「ジパングあさ6」「京都 心の旅へ」などを担当。

2004年フリーに転身し、テレビ、ラジオを問わず幅広く活躍中。中でも、2004年からナレーターを務めるテレビ東京「ソロモン流」では、わかりやすく、心に響く語り口に定評がある。 「魚住式スピーチメソッド」を立ち上げ、話し方を磨くための指導を行う。経営者や弁護士といったビジネスパーソンを中心に口コミで広まり、多くの方が受講する人気レッスンに。

著書「たった1日で声まで良くなる話し方の教科書」(東洋経済新報社)が15万部を超えるベストセラーとなっている。
近著に「たった1分で会話が弾み、印象まで良くなる聞く力の教科書」(東洋経済新報社)があり、シリーズ累計20万部を突破した。


本業のかたわら、ピアニストの姉・魚住恵とともに、「姉妹で奏でることばと音色~朗読とピアノ演奏による姉妹コンサート~」にも取り組む。

他に、「10歳若返る!話し方のレッスン」(講談社)

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