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  • 魚住 りえ

オンラインとリアルのコミュニケーション

みなさま、こんにちは!
ドクターリセラをこよなく愛するフリーアナウンサーの魚住りえです。

2022年もあっという間に12月。
師走の時期、みなさまも忙しい毎日を過ごされていると思います。

しかも12月後半から、日本列島に次々と寒気がやって来て、厳しい寒さになりましたね。
街中がクリスマスツリーやイルミネーションで飾られ、「今年もいよいよ年末だなあ。」と感じます。
今年の忘年会は、集まってお店でされるという方も増えましたし、活気が戻ってきたようで嬉しい気持ちです。
昔はZOOM飲み会などが流行った時期もありましたが・・・・
やっぱり、パソコンの画面越しで会話するより、実際お会いしてお話するほうが何倍も楽しいですね。
ただ、久しぶりのリアルの会話でなんだかギクシャクしてしまったという経験はないでしょうか。
実は今年、私もそういうことが多々ありまして、例えば相槌を打つタイミングですとか、話を切り出す瞬間がつかめなかったり・・・

オンラインでは少しタイムラグがあるので、相手の言い終わりをほんの少し待ってから相槌を打ったり、話を切り出したりしていたのですが、実際にお会いしての会話のなかでは、お互いがオンライン癖?!がついているのか、待ちすぎたり、逆に詰めすぎたりと、リズムを取り戻すのに、時間がかかりました。汗

画面越しの場合、意識が相手の話以外に向いてしまったり、自分が話しているときは相手の映像を気にしすぎて「あれ?興味のない内容だったかしら」と戸惑ってしまったり・・・

一方で、リアルの会話では、タイムラグはありませんから、本当に全集中のパワーを使いますし、相手のライブのリズムを崩せないので、元の感覚を取り戻すのに、結構エネルギーを使っていました。(でも、今はすっかり戻っています!)

ところで、、、、最近NHKが番組内で「このニュースはAIがお届けしています」と表示を出して、アナウンサーが読んだものではない番組を放送し始めています。
結構驚きました。
一応、形にはなっていましたが、やはり少し違和感のある箇所もありました。
人手不足を補うためだそうですが、相手に合わせて臨機応変に雰囲気を変えるインタビューですとか、スポーツ、災害時の現場での突発的な実況やリポートが、AIで伝わることはないと感じています。
同じ会話でも、オンラインとリアルのコミュニケーションで、人間の脳は敏感に違いを感じるのですから、なかなかAIがまるまる人間の全ての代わりとはいかないでしょう。

AIに負けないように!来年も音声表現に磨きをかけていこうと思います!

みなさま、良い年をお迎えください。

SNSSHARE

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COLUMNIST
魚住 りえ
タレント
フリーアナウンサー
魚住 りえ
RIE UOZUMI
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大阪府生まれ。広島県育ち。
母がピアニストという家庭で3歳からピアノの専門的なレッスンを受け、音感を養う。高校時代、放送部に在籍し、数多くのアナウンサーを輩出しているNHK杯全国高校放送コンテストに出場。朗読部門で約5,000人の中から全国3位に選ばれる。慶応義塾大学時代は放送研究会に所属。

1995年、慶応義塾大学文学部仏文科卒業後、日本テレビにアナウンサーとして入社。報道、バラエティ、情報番組などジャンルを問わず幅広く担当、出演番組に「所さんの目がテン!」「ジパングあさ6」「京都 心の旅へ」などを担当。

2004年フリーに転身し、テレビ、ラジオを問わず幅広く活躍中。中でも、2004年からナレーターを務めるテレビ東京「ソロモン流」では、わかりやすく、心に響く語り口に定評がある。 「魚住式スピーチメソッド」を立ち上げ、話し方を磨くための指導を行う。経営者や弁護士といったビジネスパーソンを中心に口コミで広まり、多くの方が受講する人気レッスンに。

著書「たった1日で声まで良くなる話し方の教科書」(東洋経済新報社)が15万部を超えるベストセラーとなっている。
近著に「たった1分で会話が弾み、印象まで良くなる聞く力の教科書」(東洋経済新報社)があり、シリーズ累計20万部を突破した。


本業のかたわら、ピアニストの姉・魚住恵とともに、「姉妹で奏でることばと音色~朗読とピアノ演奏による姉妹コンサート~」にも取り組む。

他に、「10歳若返る!話し方のレッスン」(講談社)

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