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  • 中野 裕弓

幸せの近道

海外に住んでいる友人からとても面白いリストが送られてきました。

「幸せに生きる人が習慣としていること」とでもいいましょうか。たくさんあったので今回は一部抜粋しました。

私のコメントを足して書いてみましたので秋の夜長、是非これを参考に考えてみてください。

 

⑴感謝すること。そしてありがとうを言葉に出すこと

今日は何回「ありがとう」と言いましたか。
社交辞令のように付け足して言ってはいませんでしたか。

一つ一つのありがとうに心を込めると、スーパーのレジでのありがとう、道を譲ってくれた人にありがとう、ありがとうがあなたの周りの現実を明るくします。
思っているだけではなく声に出しましょう。

感謝の気持ちは幸せな暮らしへの原動力です。
「あー幸せ」と思う時、常に「ありがたいなー」という感情がペアでついてくるようになると感謝することがもう体の一部になっている証拠です。

 

⑵友人を賢く選ぶこと

あなたは友達をどういう基準で選んでいますか? 改めて聞かれると考えてしまいますよね。

私にとって「自分を大切にしている人」は外せない条件です。自分のことを大切に思っている人は、周りの人や地球も大切に思う人になっているからです。

あなたと世界観を共有する友人たち。どういう仲間と日常を共にするかであなたの人生の彩りが違ってきます。
もう気持ちがすれ違いだした友人とはいい距離をとってOKなんです。

日本には「類は友を呼ぶ」ということわざがありますね。
同じような考え方、価値観の人たちが引き合うものです。意識して友達とのご縁を紡ぎたいと思います。

 

⑶思いやりの心を育てること

「思いやりの心」はこの世界の潤滑油。それは”他人のことも我がことのように考えられる”心ともいえます。

自分の主張を通すだけではなく、相手の気持ちも聞き、お互いわかりあうことができたらコミュニケーションは楽しくなります。

「思いやりの心」は幼い頃は家庭の中での生活習慣から培われるものですが、大人になっても自分の置かれた環境によって育っていくものです。
意識して育てていきましょう。

 

⑷学び続けること

最近、私の周りにも社会人をしながらオンライン講座で学ぶ、あるいは現役をリタイアしてから何かを真剣に学び続けようという人が見られます。

共通なのはみんな好奇心に溢れていて生き生きしているところ。もう歳だから、とか私ってこの程度のものだから、なんて自分を卑下してしまう事はありませんね。

おまけに学び続ける気持ちがあるとオープンマインドでいつまでも若々しくいられるのですからアンチエイジングにも良いですね。

さあ、あなたは次にどんな新しいものにチャレンジしますか?

 

⑸問題を解決する人になること

問題を解決するって実はすごく面白い人生のゲームなんです。

それは勝ち負けのゲームではなく、それに関わった人が皆、前より良くなるオールウィンで解決していくゲームの面白さです。

自分だけでなく周りも一緒に、前より少しでも楽しく楽に暮らせるように何か工夫ができないか?何か変えることができないか?こういうことをいつもゲームのように考えて歩いていると頭の体操になりますよ。

このゲームは1人で取り組むより、仲間とチームで解決していく方が途中の経過がより面白くなるものです。

 

⑹情熱のあることをする

パッション‼︎
私の大好きな言葉です。情熱があればその人の周りは輝いてきます。

アメリカのディズニーランドの研修でのこと。新人の教育係、メンターにはどういう人が適任かという話になりました。

仕事が良くできることよりも大切なのはその仕事に対する情熱だと知りました。知識や技術は誰からでも学べるが、パッションはやってることに情熱を持っている人からしか学べないからだそうです。

最初に出会う先輩の情熱が脈々と後輩に受け継がれていくのですね。

2022.11.1

SNSSHARE

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COLUMNIST
中野 裕弓
人事コンサルタント
ソーシャルファシリテーター
中野 裕弓
HIROMI NAKANO
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19歳で語学研修のためロンドンに渡り、その後9年に及ぶ英国生活を経て、
東京の外資系銀行、金融機関にて人事、研修などに携わる。

1993年、ワシントンD.Cにある世界銀行本部から、日本人初の人事マネージャー、人事カウンセラーとしてヘッドハントされ世界中から集まったスタッフのキャリアや対人関係のアドバイスに当たる。

現在は一人ひとりの幸福度を上げるソーシャルリース(社会をつなぐ環)という構想のもと、企業人事コンサルティング、カウンセリング、講演、執筆に従事。 また2001年に世界銀行の元同僚から受けとったメッセージを訳して発信したものが、後に「世界がもしも100人の村だったら」の元となったため、原本の訳者としても知られる。

「自分を愛する習慣」をはじめ、幸せに生きるためのアドバイスブックや自分磨きの極意集、コミュニケーションスキルアップの本など著書多数。

2014年の夏、多忙なスケジュールの中、脳卒中で倒れ5ヶ月の入院生活を経験する。
現在はリハビリ療養の中で新しいライフスタイルを模索中。脳卒中で倒れたことが人生をますます豊かで幸せなものにしてくれたと語る。

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