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  • 魚住 りえ

「おもろい」会話の秘訣とは。

みなさま、こんにちは!
ドクターリセラをこよなく愛するフリーアナウンサーの魚住りえです。

最近とっても面白いコミュニケーション本を読んだので、ちょっとご紹介したいと思います。
「おもろい話し方」というタイトルで、吉本興業の元お笑い芸人、芝山大輔さんが書かれたものです。
結構売れていて、知り合いから「面白いよ」と勧められました。
「おもしろい」ではなく「おもろい」という関西弁で既に読者を内容に引き込んでいますよね。
中身は全然、教科書的な作りではなく、それこそユーモアたっぷりで思わず笑ってしまうエピソードが満載でした。
芝山さんは、フワちゃんとコンビを組んでいたのですが、芸人さんを辞めて、今はネタ作家として300以上のお笑いコンビのネタ制作をしています。
その経験を具体例にあげて、会話が円滑に盛り上がる方法を書いていました。

その中で私が「なるほどなあ。」と感心した項目がありました。
それは潜在的に私も感じていたことなのですが、人は知らず知らずのうちに会話の中で「自分にあったキャラクターを演じている」というものでした。

そのキャラクターは4つあって
1.むじゃきボケ 2.MCつっこみ 3.イジられ突っ込み 4.天然ボケ なんだそうです。

1は、お調子者で、明るく、可愛がられる人が多い。聞き手に回るより、積極的に自分の話をする。松本人志さんや、千鳥の大悟さん、高田純次さんなどボケまくるタイプです。

2は司会者のように、みんなに話を振ったり、突っ込んだり、その場の空気をコントロールするタイプ。浜田雅功さん、千原ジュニアさん、くりーむしちゅーの上田晋也さんが当てはまります。

3は自分をいじらせて、そのリアクションやツッコミで笑いをとるタイプ。
アンジャッシュの児嶋さん、カンニング竹山さん、アンガールズの田中さんなど。

4は、意図的に笑いを起こすのは苦手だけど、普通に振る舞っているだけで笑いが起きるタイプ。出川哲朗さん、ウド鈴木さん、ジミー大西さんなどです。

自分はどれにあてはまるのかなあ、とあらためて考えていたのですが、そのときのメンバーやシチュエーションによって変えていることにも気がつきました。

私の場合、職業柄、2の司会者のようなコミュニケーションが得意かと言われたら実は案外やっていないことが多いです。
プライベートでの司会的なコミュニケーションが苦手なんですよね。
自分は、1が多いような気がするのですが、1と3を組み合わせている時もあります。

人によれば、1のボケを連発しながらも、気がつけば、聞き役に回り、2のようにみんな
に話を振る役割に変えている人もいるでしょう。

4の天然ボケだけは、一択のような気もしますが・・・笑

芝山さんによると、組み合わせは自然なことで、だれもが演じているものなのだそうです。

自分が1~4の中で、どれにあてはまるのか、どの立ち位置で会話していることが多いのか、、、
考えてみるのも「おもろい」かも知れませんね!

SNSSHARE

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COLUMNIST
魚住 りえ
タレント
フリーアナウンサー
魚住 りえ
RIE UOZUMI
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大阪府生まれ。広島県育ち。
母がピアニストという家庭で3歳からピアノの専門的なレッスンを受け、音感を養う。高校時代、放送部に在籍し、数多くのアナウンサーを輩出しているNHK杯全国高校放送コンテストに出場。朗読部門で約5,000人の中から全国3位に選ばれる。慶応義塾大学時代は放送研究会に所属。

1995年、慶応義塾大学文学部仏文科卒業後、日本テレビにアナウンサーとして入社。報道、バラエティ、情報番組などジャンルを問わず幅広く担当、出演番組に「所さんの目がテン!」「ジパングあさ6」「京都 心の旅へ」などを担当。

2004年フリーに転身し、テレビ、ラジオを問わず幅広く活躍中。中でも、2004年からナレーターを務めるテレビ東京「ソロモン流」では、わかりやすく、心に響く語り口に定評がある。 「魚住式スピーチメソッド」を立ち上げ、話し方を磨くための指導を行う。経営者や弁護士といったビジネスパーソンを中心に口コミで広まり、多くの方が受講する人気レッスンに。

著書「たった1日で声まで良くなる話し方の教科書」(東洋経済新報社)が15万部を超えるベストセラーとなっている。
近著に「たった1分で会話が弾み、印象まで良くなる聞く力の教科書」(東洋経済新報社)があり、シリーズ累計20万部を突破した。


本業のかたわら、ピアニストの姉・魚住恵とともに、「姉妹で奏でることばと音色~朗読とピアノ演奏による姉妹コンサート~」にも取り組む。

他に、「10歳若返る!話し方のレッスン」(講談社)

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