みなさま、こんにちは!
ドクターリセラをこよなく愛するフリーアナウンサーの魚住りえです。
コロナの影響が長引いておりますが、皆さまお元気でお過ごしでしょうか。
ライフスタイルはもちろん、働き方が変わり、オンラインでのコミュニケーションがますます増えていきますね。
ビジネスパーソンのかたから、zoomなどを使ったコミュニケーションスキルについてのお悩み相談を良く受けるようになりました。
そこで今回は、私の経験に基づいて、必要だと思うオンラインでの話し方についてお伝え致します。
オンラインでは、声が聞こえ、表情も確認でき、一見対面での会話に近いような気もしますが、やはり、自分と相手の間に「画面が1枚あるか、ないか」は大きな違いなんですよね。
オンラインでの特徴が二つあります。
一つ目は、「視線が四角で囲まれた画面の範囲に集中すること」です。
リアルで話していれば視野が広いので、自然に注意が分散しますが、オンラインでは話し手にみんなの視線が釘付けになります。
上体をゆらゆら揺らしたり、座り直したり、身動きしがちな癖があるかたは、オンラインでは目立ちやすく落ち着きのない印象を与えてしまうので、クセを直すように意識されると言いと思います。
オンラインの視線は、テレビのワイプで抜かれているのと似ている状況です。
そこで、逆にあえて「リアクションを大きくする」のは効果的です。
例えば「嬉しいときは、画面に両手が映る位置で拍手する」
「話が面白いと感じたら、大きめにうなずく」
など、あえてのボディランゲージを使うと、オンラインで会話が活発になり、話しやすい空気になります。
二つ目は、通信環境にもよりますが、「やりとりにタイムラグが発生すること」です。
「それは素敵ですね!面白いですね!」と相槌を打ったら、それが相手に聞こえたときは次の話題に移っていいた・・・
なんてことは皆さん経験がおありではないでしょうか?
基本的に、相手が言い終わるまで言葉は差しはさまないのは、既に気を付けられているとは思いますが、聞いているうちに「話がどんどん逸れていってしまう」こともありますよね。
ここで、テレビの情報番組などの中継リポートをイメージしていただきたいのですが、中継先のリポーターとスタジオにいる司会者や出演者とのやりとりは、事前に構成された台本があります。
大体の流れは最初に決めておきます。
そしてお互い手元にメモがあり、例えば「3分」など限られた短い時間の中で、話がずれていかないよう、お互いコントロールしています。
内容が少し伝わりづらかったり、難しい場合、視聴者の理解が置いてきぼりにならないように「○○さん、それは~ということでしょうか?」「~ということであってますか?」と質問します。
オンラインでの会議などの会話は、ずばり、テレビ中継のやりとりと同じです。
なので、オンラインのときは、手元に相手の発言をメモしておき、「先ほどのお話は、つまり~ということでしょうか?」などと、自分の言葉で言い換えながら、要点をお互いに意識しながら進めていくと良いと思います。
とはいえ、私も!操作も含めて、未だにオンラインは慣れていない部分も多く、もっと使いこなせるようにしていきたいと思っています。
一緒に頑張りましょう~!!