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  • 魚住 りえ

自然について◇

皆様、こんにちは!
ドクターリセラをこよなく愛するフリーアナウンサーの魚住りえです。

5月は、緑が一番美しい季節ですね!

梅雨入りはまだ先ですし、お出かけ日和が多い月でもあります。
令和元年のGWは10連休でしたが、多くの方が自然いっぱいの場所に行楽にいかれたことでしょう。

私は残念ながら仕事で、東京の自宅におりましたが・・・

しかしながらラッキーなことに、私の住んでいるマンションの目の前は公園なので、エントランスを出るとすぐに緑が一面、目に飛び込んできます。

4月は満開の桜が咲き誇り、ひと月もたつと、今度は青々とした新緑が日差しに照らされてまぶしいほどです。

それにしても、広島で過ごした10代の頃は、実家の周りは山に囲まれていましたので、とにかく自然が豊かでした。

空気は良いし、静かだし、西向きだった部屋からは真っ赤な夕日を眺められました。

夜になると星空も素晴らしく、○○流星群のときなどは、夜中に決まって小高い丘に登り、流れ星をびゅんびゅん数えていたものです。
(そういえば人工衛星も見えました!)

当時はこの素晴らしい自然の恩恵に授かっていることに気が付かず、
「こんな田舎は退屈だ~。早く、ビルも人もいっぱいの都会に出たい~!」と思っていました。

多感な時期だった1980年代は、バブル景気にわき、テレビのニュースで見る大都会東京の街並みや、歌番組に出ているアイドル歌手、トレンディドラマの女優さんを見て、「カッコイイ!!」と東京にとてつもない憧れを抱いたものです。

初めての上京で山手線に乗ったとき、あまりにオシャレな乗客ばかりで、向かいに座ったお姉さんはもしかしたら芸能人ではないかとドキドキしたことを覚えています(笑)

大学から東京に出て来て、20年あまり。

タワーマンションなど超高層ビルに囲まれた街。息切れするような駅周辺の人混み。
汚れた河川、美味しくない空気。

若いころなら、楽しんで過ごせた刺激的な環境が、まもなく50台に差し掛かろうとする年齢になると、厳しくなります。

人口減少に歯止めがかからない日本の中で、それでも、大都会東京には一極集中で今後ますます人が集まるそうです。

最近は、地方に住まいを持ち、PCを使って、なるべく在宅で東京での仕事ができるようにする若者世帯が増えつつあるようですが、まだまだ少数派。。。

これから地方では土地や家が持てあますほど溢れるのに、東京ではどんどん地価があがり、住まいの奪い合い合戦です。
不動産の価格は恐ろしい高値で売買されています。

そのため日本人の、特に、まだ収入の少ない若いかたたちの幸福度は、著しく低いです。

令和の時代は、この格差社会をなくし、国民が、日本の自然の美しさを見直し、健康でかつ
大きな幸福を感じながら、安心して暮らせるようになってほしいと願います。

SNSSHARE

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COLUMNIST
魚住 りえ
タレント
フリーアナウンサー
魚住 りえ
RIE UOZUMI
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大阪府生まれ。広島県育ち。
母がピアニストという家庭で3歳からピアノの専門的なレッスンを受け、音感を養う。高校時代、放送部に在籍し、数多くのアナウンサーを輩出しているNHK杯全国高校放送コンテストに出場。朗読部門で約5,000人の中から全国3位に選ばれる。慶応義塾大学時代は放送研究会に所属。

1995年、慶応義塾大学文学部仏文科卒業後、日本テレビにアナウンサーとして入社。報道、バラエティ、情報番組などジャンルを問わず幅広く担当、出演番組に「所さんの目がテン!」「ジパングあさ6」「京都 心の旅へ」などを担当。

2004年フリーに転身し、テレビ、ラジオを問わず幅広く活躍中。中でも、2004年からナレーターを務めるテレビ東京「ソロモン流」では、わかりやすく、心に響く語り口に定評がある。 「魚住式スピーチメソッド」を立ち上げ、話し方を磨くための指導を行う。経営者や弁護士といったビジネスパーソンを中心に口コミで広まり、多くの方が受講する人気レッスンに。

著書「たった1日で声まで良くなる話し方の教科書」(東洋経済新報社)が15万部を超えるベストセラーとなっている。
近著に「たった1分で会話が弾み、印象まで良くなる聞く力の教科書」(東洋経済新報社)があり、シリーズ累計20万部を突破した。


本業のかたわら、ピアニストの姉・魚住恵とともに、「姉妹で奏でることばと音色~朗読とピアノ演奏による姉妹コンサート~」にも取り組む。

他に、「10歳若返る!話し方のレッスン」(講談社)

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