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  • 奥迫 哲也

自喜利他


★お知らせ


自喜利他(2017年8月7日の朝礼より)

自喜利他というのは僕が作った造語です。
もともとは利他の精神、そういう言葉がありまして、
そういうところから自喜利他を作りました。

最近、E社さんが、素晴らしい考えをした会社だということを知りました。

E社さんは求人サイトで、
E社さんがなかったら当社の萬さんや脇原さんはいませんでした。

E社さんの担当が来まして色々話をしました。

私たちが最近話している中野裕弓さんだったり
ミネハハさんと同じことを言われている社長さんで、
地球環境のことに対して、早くしないといけないと仰っており、

それをやっていくのは日本人だということを言っていると聞いて、
同じ考えを持っている方なんだと思いました。

E社さんは社員さんが2000人ほどおり、
すごい社員数ですが、社員教育をしっかりされていて、社員がしっかりと想いを語れるわけです。

入社4年目の女性と入社8年目の男性と2人で来られました。

社長の思いを男性の方が熱く語ってまして、
すごいと思ったのがそのあとメールがきまして、岡上さんと僕で対応しました。
これは営業の活動の参考になると思います。

「金曜日はお時間を頂戴しまして誠にありがとうございました。
奥迫様と様々な話をさせていただき、改めてこれからの
事業、人の意義について考えさせられました。

社会に対してよりよくなる事業と人づくりをしていきたいです。
若輩者で大変恐縮ですがまた話をさせていただきたいです。
気づきだけでなく思考も整理され貴重な時間でした。誠にありがとうございました」

来る前に僕のブログをしっかり読んでいました。
しっかり読んで考え方を理解してくれていました。

すごいと思ったのが、そのあとにその中で話に出た内容を添付しています。

NHKスペシャルのヒューマン、何故人間になれたのかという話題をしていました。

「こちらを見て何故人間が生き残ったのか、
動植物でも持っている種族保存本能の家族愛から隣人愛、
それが自発的利他、指向性とか血族を超えた絆、

見知らぬ人たちとの分かち合う心に目覚めて
生き残っていくプロセスを理解でき、多くの学びを得ました。

弊社では仕事を通じた自発、利他性の発揮により
人間性の向上をはかり、仕事の価値観を大切にしています。

もちろんいきなり難しいので目指すべき価値観としています。

こちらの価値観は本来74,000年前に私達の祖先である
ホモ・サピエンスが得たものでその遺伝子を持って
生まれた我々が現代人だということをルーツとしています。

見知らぬ他人を思いやる心と行動が結果的に心を高める。
利己と利他の葛藤の中で利他を多くしていくことが
人間向上になると言われています」

話した内容をもう一回整理して送ってきてくれています。
二回ほどそういうことがありました。

もうひとつはジム・コリンズのビジョナリーカンパニーの話で、
そのURLと要約したものを送ってきてくれています。

非常に勉強をしっかりしているということと、
報告とかがすごくしっかりしていると、
最近の営業マンの中で非常に素晴らしいと感じた人でした。

その中でNHKヒューマンという番組の中で
利他の精神につながることが、ありました。

74,000年前に人類ができて、
その人類ができた中で大きくは2つに分かれて、
今の私達の祖先、アフリカから出発したホモ・サピエンスとネアンデルタール人。

ネアンデルタール人はプロレスラーのような体格で
筋肉がすごくて胸板が厚い種族だったそうです。
この2つの種族がアフリカから勢力争いをしていきました。

ネアンデルタール人は筋肉がすごいので
長い槍を持って動物を狩猟していく。

一方私達の祖先のホモ・サピエンスは割りと貧弱な
体質だったのですが、道具を使いました。投擲(とうてき)という槍です。

それを開発して大型動物だけでなく小型動物も食料にしていって、
どんどんアフリカからわずか5万年で南極、北極以外にすべて広がっていきました。

一方ネアンデルタール人はすごい筋肉でしたが、
自分の体力とか筋肉とかで、道具を開発せずに、
結局私達の祖先のホモ・サピエンスが世界を征服していく。

今残っているのは全部ホモ・サピエンスです。
道具が大きな役割を果たしたということろから始まって、
道具が狩猟から社会の規律を守るための道具になりました。

規律を守るために、ルールを破ったら、
ある種族にそれが残っていますが、1回目に破ったら槍で足首を狙う。

2回目にやったら太ももを狙う。
釣り針のように、しばらく刺さったまま生活をする。

最終、3回目に失敗すると、胸を狙う、命がないと、
そういうことを皆の前で公開でやるわけです。

それで規律を保ってきたという流れが人類の歴史の中であります。

その中で、今度どうなっていったかというと、
人と人とを殺し合う道具になっていった。

だんだんと動物が少なくなっていって、
人類の人口が増えていって、そして土地の争いで
獲物を殺す道具から人を殺す道具になりました。

そういう遺伝子がずっとあって、私達人間の歴史があります。

わずか2,000年前にイエス・キリストが誕生し、ブッダがいた時代。
74,000年前に比べればごく最近のことです。

そこから愛とか平和とか、人を思いやる利他の精神もそういうところから始まったとすれば
本当にわずか最近です。

でも未だに戦争をやっている。
槍がミサイルになりました。何ら変わっていません。

だけど、そういう中から、中野裕弓さんも仰っていますが、
2035年頃には世界が大きく変わると仰っています。

要するに何かというと、イエス・キリストの時代から、
ガンジーとかマザーテレサとか、そういう人たちが愛と平和を訴えて、
パイオニアの人たち、おそらく社会全体にそういう人たちが増えていって変わる。

ドクターリセラでは人のことを思いやる精神が当たり前のようになっていますが、
一歩外に出ると石油の利権争い、土地の争いで戦争で人を殺し合う。

E社の社長も仰っていることですが、
社会を変えていくのは私達の、仕事を通して私達が社会を変えていく。
そういう役割を担っている。

そこに事業がついているので利益をあげないといけない。
私達の仕事を通しての大きな役割は、世界を変えていく役割を担っています。

仕事を通して自己成長していくわけです。

仕事を通して自己成長をして、人を思いやる気持ちとか、
他人を優先する気持ちとか、そういう人が、10年前ぐらいは4~50人くらいでした。

今は100人になり200人になり、今はパートさんを合わせると300人になって、
リセラだけでもそういうことが広がっていって、E社も同じような考えです。
そういう考えの人が増えていって、そうすれば世の中はよくなる。

そういうふうな、世の中をよくする時代の最終転換期です。

私達の役割は仕事ということで製品を流通させることがありますが、
一番根底にあるのは経営理念にあるように
積善の人づくりというのはそういうことで、社会を変えていく人を多くつくっていく。

そういうことを、一人じゃできないけど、みんな集まればできるし、
リセラだけではできないかもしれないけど、同じ考えを持った会社さんが増えていって
そういうふうになれば日本から変わっていって、世界が変わっていくと思っています。

利他の精神ということで、最後になりますが、
ひとつみなさんに、どこかで聞くことがあるかもしれませんが。

布施ということを知っていますか?
布施っていう中で、布施の中にひとつは”財施”という、財産を施すという言葉があります。

金銭や衣服、食料などの財を施すことです。
私達も東日本大震災や熊本に財施という形で寄付活動、財で施しています。

財で施せない人はどうしたらいいか?というと、
無財の七施ということがあって、無財というのは財がない人の7つの施しがあります。

お金だけで施すだけではないということで、財じゃなくても7つの施しの話を最後にします。

ひとつは眼施。
目で施します。好ましい眼差しで見る。
皆さん、好ましい眼差しで僕を見てくれていますか?
あたたかい目で、前で喋っている人のことを見る。

僕も喋り慣れているようで毎回緊張しています。
皆さんがわかるか、退屈しないか、また社長、長くなるんじゃないかと思っていないか、
なるべく早く終わらせようと思っているのですが、ついつい副社長と一緒で長くなってしまいます。

ふたつめ。今度は和顔施。
目と笑顔です。

三番目が言葉で施す。粗暴でない柔らかい言葉遣いをすること。

四番目が、身施。
立って迎えて礼拝する、身体奉仕です。この前江津コールセンターにいた人で、みなさんが
規律して挨拶されて、すごいですねと言われていました。

五番目が心施。
和と善の心で深い教養を行うこと、相手に共振できる柔らかな心。

六番目が床座施。
座る場所を譲ること。年配の人に電車とかで譲ることも施しです。
ドクターリセラ社員が満員電車で我先に座るというよりも、
基本的には元気な人が多いので、体調が悪くないときは
年配の人に譲るという社会になったらいいですね。

七番目は房舎施。
宿を提供するということです。
今は宿を提供するのは怖いかもしれませんが、
昔はお坊さんとかが来たときに宿を提供するという。

ということで、7つの施しです。
私達に関係するのは眼施、和顔施、あと言葉。
あと四番目は立ち居振る舞いですね。

マナーと一緒だと思います。
藤川さんがいつも言っている、
メラビアンの法則、言語以外が93%、言葉は7%。
僕は7%ですので、昼から「社長、今朝何話してた?」というと
「さぁ、なんでしたっけ?」と、さっぱり忘れています。

93%が大事、社長が笑顔でなんか話してたと、
そういうことが印象に残ります。
7%以外のこともリンクすると思います。

自喜利他という項目でしたが、
私達は戦争とかいろんな時代の中で、他の国では戦争をしている中で、
実は当たり前のようですごく崇高なことです。

そういうことができる集団でありたいと思います。
そういう輪が広がっていけばいいと思います。

利他の精神ということを目指して、
利他まではいかなくても私が作った自喜利他、
まずは自分から整える、そういうことで仕事をやっていきたいと思います。


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COLUMNIST
奥迫 哲也
ドクターリセラ(株) 代表取締役社長
一般財団法人 りせら財団 理事
奥迫 哲也
TETSUYA OKUSAKO
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「全日本全身美容業協同組合」理事長
「財団法人 日本企業構造改革機構」理事

1964年、島根県江津市生まれ。
1993年、29歳で漢方薬局を開業。
1997年に株式会社シードとして事業拡大、
2000年にはエステティック事業部を発足させ、エステ業界に参入。
安全で結果が見える化粧品をコンセプトに自社製品の開発に取り組み、
2001年アクアヴィーナスシリーズ、2003年ADSシリーズ、
2017年Recella Divaシリーズ、2018年cocochiaシリーズを発表する。
製品は全国のエステサロン3,203店舗(2024年2月末時点)を通じて販売し、業界初「これがないと困るスキンケア」調査開始以来全年連続1位にも選ばれる。また、「ベストアイテム」では3年連続受賞し、殿堂入りを果たす。

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