器(2017年11月12日の朝礼より)
器とか器量という言葉を使いますが、
器の大きい人を考えたときに、どんな人を思い浮かべますか?
、
「いろんなことができる人、できることが多い人」です。
「私はこれしかできません」というより、いろんなことができる人が
器の大きさにもつながると思います。
例えば中村さんはシステムエンジニアとして活躍していますが、
一時はダイヤルエステでコールセンター、電話をお客様にしていました。
いろんなことをすることによって、器が広がっていくと感じます。
いろんなものの見方ができるようになってきます。
事務職ばかりの経験しかないと「営業さんていいな、外に出たら自由で」となるし、
営業職しか経験がないと夏の暑いときに「こんな暑いのに
営業が大変だ、中にいる人はいいな」とか。
中にいる人はいる人で大変だし、ずっと座っているのも大変です。
両方経験している人は両方の立場がわかります。
多くのことができるというのは、多面的にものの考え方ができる。
それが器の大きさにもつながります。
器の大きい人は魅力が多いです。
いろんなことができる人間に
なることが、魅力が増して器が広がるというふうに思います。
器を大きくするためにはどうしたらいいかというと、
いろんな方法があると思いますが、その中のひとつが仕事です。
働くということは、「はたを、楽にする」ということで、
器の大きな人はどういう人かというと、
自分の仕事はさっさと終わらせて、他の人の仕事まで手伝えるくらいの余力がある。
周りから見るとすごい魅力的です。
自分の仕事だけで必死、ほかの人にかまっていられないよりも、
余裕で終わらせて「何か手伝えることはありますか」と
手伝ってくれる人の方が魅力的じゃないですか。
はたを楽にする、周りを楽にする、働くことを通して
器が大きくなるということもひとつです。
時代が違えば価値観が違うので、
自分の価値観でものごとを決めつけるのではなくて、「そういう考えもあるんだ」と。
「人を殺すのは悪いことだし今の時代に生まれてよかった」と
思えたらいいのですが、価値観、考え方は国によっても違います。
たとえば日本ですと合理化とか合理性とか、時間短縮とか、
いかに効率的にやるかということに価値観がおかれるのですが、
スペインのサグラダ・ファミリアに行ったときに
まだ完成していなくて、いつ完成するのですか?というと、何百年先です。
ちょっとよくわからなかったのですが、よく話を聞くと
キリスト教の信者の方からの寄付金だけで
時間をかけて完成すること、そのプロセスに意味がある。
時間がかかった方が価値があるとヨーロッパは見るわけです。
ガウディという建築家が設計して、そのあとを引き継いで何百年もかけて
世代から世代へと引き継いで、寄付金だけで
完成したということに価値があります。
価値観というのは自分だけの考えを押し通すというのはダメで、
「そういうこともあるんだ」と、いろんな考え方を聞く。
そうすると考え方が広がっていく。
そうすると器の大きな人になり、魅力のある人になると思います。
最近でいいますと、サロンサポートの人があるサロンさんから
城嶋常務がクリニックに行って整形をしているという噂がある ということを聞きました。
なので、それはあまり表に出さないでほしい。
私達が売るのに困る。という声が上がってきました。
脇原さんから私にメールが来まして、
「こういうことがありましたが、どう答えたらいいでしょうか」と。
僕の知っている限りでは整形していないので、
常務は整形はしていないし、最近でいえば岩永先生にセルース、
水素のお手入れのお試しで、そこでお手入れを数回受けたりしたぐらいで、
逆にどこのクリニックに行ってどこの先生だということを聞いてくれと、
そうすれば事実関係がわかるからと、書いていたら
だんだん腹が立ってきました。
「なんでそういうあることないこと、噂話が好きなんだ!」と思いながら
脇原さんにメールを送りました。
数日後に「こういうこと言われたけど」と聞くと、
「まぁ、なんて嬉しい!そういうことを言われるくらい
リセラってすごいんだ」とケラケラ笑っていました。
すごく器が大きい人だと思いました。
常務は「整形したと言われるくらいって幸せなことですよね」と言っていました。
こういう考え方も器の大きさのひとつかと思います。
仕事を通していろんなことで器を大きくして、
器が大きくなればなるほど魅力がある人になっていくと
思いますので、仕事を通して器を大きくしていきましょう。